「旅する眼差し」の言葉が気持ちよくひびく季節・3月。同名の本の展覧会を開催いたします。
昨年、慶應義塾大学出版会より発行された特製ボックス『瀧口修造1958―旅する眼差し』には、写真集だけでなく、瀧口綾子宛書簡(翻刻)、絵葉書、旅の手帖(パリ〜バルセロナ間で瀧口が使用したメモ帳)等の興味深い資料がセットになっています。
その内容をご覧いただけるよう展覧会という形でご紹介・特別販売いたします(限定エディションボックス)。一人の作家の「旅」を、ビジュアルから多角的にとらえていただければと思います。
また、ギャラリーの取扱作品から、旅に連なるオリジナルプリント、エディションブック、その他書籍等もあわせて展覧いたします。ご来廊をお待ちしております。Port
Gallery T
(書籍案内パンフレットより)
1958年5月、瀧口修造(1903-1979)はヴェネツィア・ビエンナーレ代表としてヨーロッパに旅立つ。ヴェネツィアでの公務のあと、パリを拠点にヨーロッパ各地を周遊、スペインではサルバドール・ダリ邸でマルセル・デュシャンと邂逅し、ベルギー、オランダ、スイスではヒエロニムス・ボスやパウル・クレーなど「幻想画家」の作品をたずねる巡礼者となる。そして戦前から交流を重ねたシュルレアリスムの指導者アンドレ・ブルトンとパリで会見を果たすまで、瀧口の旅は4ヶ月以上およんだ。
旅行中、瀧口みずからシャッターを切り、多くの写真を残していたことはあまり知られていない。本写真集は慶應義塾大学アート・センター所蔵の資料をもとに、瀧口修造の「旅する眼差し」を再現すべく、没後30年を記念して編まれた。
写真集に加えて、旅の写真一覧、瀧口綾子宛書簡(翻刻)、解題、旅程などを収録した解説書、またオリジナルプリント、「旅の手帖」、絵葉書など、瀧口の旅を多角的に知るための資料を集め、特製ボックスに収めた。
協力:慶應義塾大学出版会

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